検体検査
自動分析装置や用手法を用いて血液や尿などに含まれる成分や細胞の分析をおこなっています。
採血後、検体の処理を最適な方法で迅速に行うことで、保存による影響を最小限とすることを目指すなど、より正確な検査結果を提供できるよう努めているほか、毎日の検査機器の精度管理に加え、外部精度管理調査にも参加するなどして、さらなる信頼性の向上に努めています。
・生化学的検査 血液や尿などに含まれる各種成分の分析をします
・免疫学的検査 ウイルスや細菌による感染症などについて調べます
・血液学的検査 血液中の細胞や、血液の凝固能について調べます
・一般検査 尿・糞便中の成分について調べます
・輸血検査 輸血時の交差適合試験や、血中の抗体について調べます
自動分析装置を使用し、至急検査は1時間以内に報告します。
(特殊な検査項目が含まれる場合には1週間程度かかる場合があります)
生理機能検査
心電図検査
心臓の状態を調べる最も基本となる検査です。
シールタイプの電極を使用しますので、胸に電極の痕が残りません。
女性の患者さまで、女性技師による検査をご希望の場合は遠慮なくお申し出ください。
検査所要時間は5分程度です。
ホルター心電図検査
小型(10cm未満)の心電計を携帯して頂き、24時間連続して心臓の状態を検査します。(検査中はシャワー・入浴はできません)
呼吸機能検査
気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患や、それらに対するお薬の効果判定のために行います。また、全身麻酔で行う手術の前にも術前検査として行います。
検査所要時間は15~60分です。
ABI・TBI
両腕と両足(TBIは足の指)の血圧を同時に測定して、動脈硬化の状態や血管が細くなっていないかを調べます。
検査所要時間は15~30分です。
SPP測定
皮膚の表面に近い部分の血流状態を調べる検査です。
皮膚に傷ができてなかなか治らない場合(難治性潰瘍)や、血流障害が疑われる場合に検査を行います。
検査に要する時間は30~45分です。
超音波検査
超音波検査室では
心臓、腹部、血管(頸動脈、手足の動脈と静脈)、甲状腺や乳腺などの超音波検査(エコー検査)を超音波検査士の学会認定資格を有する臨床検査士が行なっています。それぞれの専門性を活かすことで診断・治療の一助となるべく日々技術、知識の研鑽に努めています。
- 心臓
- 腹部
- 血管
- 甲状腺
- 乳腺
心臓の大きさや形、壁の厚さ、動きなどを観察し、先天性心疾患や弁膜症・心筋症など様々な心臓疾患を調べます。
検査は横向きに寝た状態でおこないます。検査に要する時間は30分程度です。
女性の患者さまで女性技師による検査を希望される場合は遠慮なくお申し出ください。
腹部の各臓器の形態、大きさ、腫瘍・ポリープ・結石・のう胞等の有無を調べます。
対象となる臓器は、肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓のほか、膀胱・子宮・卵巣・前立腺や 消化管(胃・腸)も調べることができます。検査に要する時間は30分程度です。
※検査中に息を止めたり、吸ったり、吐いたりをお願いする場合があります。
※検査前5時間は食事を摂ることができません。
※少量の水、お茶は飲んで頂いてかまいません。(牛乳や固形物を含む飲み物は避けてください)
※お薬は通常通り服用してください。
※検査1時間前からはできるだけ排尿しないでください。
動脈硬化により、頸動脈や手足の動脈が細くなったり閉塞したりしていないかを調べたり、 (おもに足の)静脈の逆流や血栓の有無を調べています。これに加えて、血液透析患者さまのシャントに狭窄・閉塞などの問題がないか精査を行っています。
検査に要する時間は検査内容により異なり、30分から60分程度です。
※下肢動脈・静脈エコー:タイツ類やストッキングの着用は避けてください。(医療用のストッキングは除きます)また、バスタオルを1枚お持ちください。
※シャントエコー:肩付近(場合により首の付近)まで腕の血管を調べます。腕や頸部を出しやすい服装でおこしください。(タートルネック等は避けてください)
甲状腺は喉にあるホルモンを分泌する臓器です。この甲状腺の大きさや、しこりの有無、 まわりのリンパ節の状態、副甲状腺が腫れていないかを調べます。
検査に要する時間は20分程度です。
乳がん検診の検査を女性臨床検査技師にて行っています。
検査に要する時間は20分程度です。